咒(まじない)の時代に生きる私たちへ──言霊とともに生きる占いの選び方

先日、とても印象的なご相談がありました。

あるクライアントさんが、別の占い師さんに鑑定を依頼されたそうなのですが──
返ってきたのは、ただ「悪い結果」が淡々と書かれた鑑定文。

内容の是非ではなく、その“言葉の持つ力”に、心が深く乱されてしまったそうです。

「それが本当に正しいことだったとしても、なんだか呪われたような気分になってしまって……」

その言葉を聞いたとき、私は深く胸を打たれました。。。。
いや、ぴゃーーーーtっと瞬間湯沸かし器並みに怒りがこみ上げt(未熟者)

占い師というのは、テキストでも、電話でも、「言葉」を使って人の人生に触れる仕事。

だからこそ、「まじない=呪い」と書くように、言葉一つが人生を縛る“呪”にもなり得る。

特に私のように“気”を扱う者にとって、「言葉」は祈りであり、力であり、刃にもなるものです。

今回はそんな「言葉の力」と「あなたにぴったりの占い師の選び方」について、お話しさせてください。

目次

言葉には「呪」の力がある

「まじない(まじ+ない)」──
これは本来、「魔をじない(鎮める)」という意味を持ちますが、同時に「呪い(のろい)」とも書くことができます。

そして「呪」という字の旧字体は「咒」。
ふたつの“口”が重なっています。

つまりね、言葉が重なると、それは呪いになることもあるってこと。

言葉ってね、とても繊細で、ものすごく力を持っています。
嬉しい言葉をかけられたら、心はパッと明るくなるし、
反対に、冷たい一言で、一日が全部真っ暗になることだってありますよね?

特にこの日本は「言霊(ことだま)」という文化が根づいている土地。
言葉には魂が宿る、と昔から信じられてきた。
だからね、占い師のように“気”や“想い”を扱う人ほど、言葉に対して誠実じゃなきゃいけない。
ほんまに扱いには気をつけねばならないんです。

咒禁師(じゅごんし)──言葉の力を扱う者たち

昔の日本には「咒禁師(じゅごんし)」という存在がいました。
言葉で病を祓い、災いを封じ、時には相手を呪う力すら持っていた呪術師。

画像の漫画のキャラクターはジャンプで連載されていた『呪術廻戦』のキャラクターの狗巻くん。
彼は「呪言師」と紹介されてますが、おそらくは「咒禁師」がモチーフではないかなと思います。

最近は漫画で日本の呪術に関する知識も得られたりするから面白いですよね。

さて、この咒禁師自体はやがて歴史の中で消えていったけれど(陰陽寮ができて吸収合併されちゃった)、
私は、占い師もまた、“言葉を使って誰かの人生に触れる存在”だと思っています。

だから、もし悪い結果が出たとしても、
「ダメでした、以上」なんて伝え方は、絶対にしない。
それは時として呪いの言葉になるからです。

そもそも「悪い結果が出ました。はい以上」で終わらせる占い師はもはや占い師ではない。近所のおばちゃんに相談するのと変わらないじゃんかあああ!!

その人の願いが、どうすれば少しでも叶いやすくなるのか。
どうすれば、次はもっと自分を愛せるようになるのか。
私は、そこまで一緒に見届けたいって思ってる。

占いは、ただの結果じゃない。
そこから“動き出す”ための地図なんです。

ぴったりの占い師を選ぶために、見てほしいこと

じゃあ、どうやって「自分に合う占い師さん」を見つければいいのか?

SNSやリール占いを見ているとき──
まずはその占い師さんの“言葉”を、ちゃんと見てほしいと思ってます。

✔ 厳しさがあっても、そこに“愛”があるか?
✔ 結果を伝えるだけじゃなく、「希望」も一緒に届けてくれているか?
✔ その言葉を読んだあと、心がふっと軽くなるかどうか。

読むだけで心が傷ついたり、自己否定に引っ張られるような言葉を、
無理に信じる必要なんて、まったくない。

言葉には、引き寄せの力があるからこそ──
あなたを、やさしく励まし、未来へ引っ張ってくれる“ことば”を選んでほしいんです。

結び

言葉は、とても強いエネルギーを持っています。
それは時に、傷にもなるし、光にもなる。

だからこそ、あなたの願いを、言葉で優しく包んでくれる人を選んでほしい。
占い師の言葉を信じて、自分を見失ってしまうのではなく、
その言葉を通して「本当の自分」とつながれるような、そんな人に出会ってほしい。

あなたの心に、必要なタイミングで、必要な言葉が届きますように。
そしてそれが、あなたの願いを引き寄せる”まじない”となりますように──
心から祈っています。

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