こんにちは、占い師のスピカです。
「この恋、うまくいくのかな?」
「彼から連絡が来ないけど、もう終わり…?」
そんなふうに、恋愛の行方が見えなくなって不安になってしまうことってありますよね。
きっとこの記事にたどり着いたあなたも、
- 占いで“未来の答え”を知りたくなったり
- 「当たる占い師」を探して何度も占いを受けたことがあったり
そんな経験があるのではないでしょうか。
だけど、どんなに当たる占いをしても――
現実が動かなければ、心は安心できません。
実は、恋愛の現実を動かすために一番大切なのは、 「当たる占い」よりも、“あなた自身の波動を整えること”なんです。
このコラムでは、 スピカ自身の過去の恋愛や占いジプシーの体験、 そして実際にあった鑑定エピソードを交えながら、
「どうすれば恋が動き出すのか?」
「未来を当てる占いよりも、大切なことって何?」
そんな疑問にお答えしていきます。
占いに“答え”を求め続けた、あの頃のわたし
「この恋、続くのかな?」
「彼の気持ちって、いまどこにあるんだろう…?」
そう思ったとき、 答えを知りたくなってしまうのって、すごく自然なことだと思うんです。
誰だって、大切な人とのことだからこそ、見えない未来に不安になりますよね。
私もそうでした。
「大丈夫、彼もあなたのことを思ってるよ」 そう言ってもらえると、ホッとして 「そうだよね、信じていいんだよね」って ほんの少し気持ちが軽くなる。
でも、その安心って、なぜか長くは続かなかったんです。
また少し経つと、心がざわざわしてきて、 「やっぱり不安だな」「違う占い師さんにも聞いてみようかな」って、 気づけばまた別の占いに手を伸ばしている。
あの頃の私は、“何が正しいのか” “どうすればこの恋がうまくいくのか” その「正解」を、外の世界に探し続けていました。
けど、どうしても答えが見つからなくて… なんでこんなに頑張ってるのに、うまくいかないんだろうって、 ぐるぐる悩んでしまう日々が続いていました。
本当に変わりたかったのは、未来じゃなくて「わたし」

占いを何度受けても、 「大丈夫」と言われても、 私の心は、どうしても安心しきれなかったんです。
不思議ですよね。 言葉では「うまくいく」ってわかっているはずなのに、 なぜか、心はどこか空っぽで、不安ばかりが膨らんでいく。
…それって本当は、 未来が変わることよりも、私の心の中にある「不安」を、 どうにかしたかったからなんだと、今なら思うんです。
あるとき、私は今の師匠に出会いました。 そのときの私は、占いもスピリチュアルも“信じたいけど疑っている”みたいな中途半端な状態で。 でも、師匠の言葉を聞いて、ハッとしたことがあるんです。
「未来を変えたいなら、まず“心”を整えてあげるんだよ」
「不安や恐れは、あなたを責めたいわけじゃなくて、“本当はこうしたい”という願いの裏返しなんだよ」
そのとき私は、ボロボロ泣いてしまいました。
「怖い」とか「どうしてうまくいかないの」っていう感情を、 ちゃんと誰かに受け止めてもらえたのは、きっと人生で初めてだったから。
私は、ただ“波動を整える”という言葉を教えてもらったのではなくて、 「整えるって、こういうあたたかさの中で起きるものなんだ」ということを、体感したんです。
それから少しずつ、 自分の心に向き合う時間を増やしたり、 自分の本音に耳を澄ませたりすることができるようになっていきました。
もちろん、最初はひとりでは無理でした。 むしろ、信頼できる人に頼ったからこそ、私は変われたんです。
そして今、 お客様にとって、その“信頼できる誰か”が スピカであれたらいいなと思って、日々の鑑定をしています。
鑑定に来てくれたAさんの変化

これは、実際に私の鑑定に来てくれたAさんのお話です。
鑑定にいらしたときのAさんは、 顔色も悪くて、声も震えていて… 「彼からもう1ヶ月以上、連絡がないんです」って、 涙をこらえながら、ぽつりぽつりと話してくれました。
「私、何か悪いことしちゃったのかな…」 「もう終わっちゃったのかもって思うと、苦しくて」
――そうやって、自分を責めながら、 それでも彼のことが好きで、 関係を大切にしたくて、 ずっと頑張ってきた人でした。
カードを開いたとき、私はすぐにわかりました。
彼の心の中には、まだAさんへの想いがちゃんと残っていること。 でも同時に、Aさんのエネルギーが“彼に向かいすぎている”ことも、はっきりと出ていたんです。
言い換えれば、自分のことを置き去りにして、 彼のことで頭も心もいっぱいになってしまっていたんですね。
私はAさんに、こんなふうにお伝えしました。
「今は、彼のことをどうにかしようとするよりも―― Aさんの大切なエネルギーを、一度ご自身に戻してあげてくださいね」
「無理に忘れようとしなくて大丈夫です。 でも、まずは“自分を癒すこと”を優先してあげてください」って。
最初、Aさんは戸惑っていました。 「そんなことで、本当に何か変わるんでしょうか…?」って。
でも、それでも素直に、小さなことから始めてくれたんです。
- 毎朝、自分をちょっとだけ褒めてあげる日記を書くこと
- 「もう連絡来ないかも…」という不安を、無理に消そうとせず、そのまま抱きしめてみること
- 夜、スマホを手放して、お風呂の中でふーっと深呼吸すること
最初は「これでいいのかな」って思いながらも、 Aさんは、毎日ほんの少しずつ、 自分の心に手を当てるような時間を増やしていったんです。
すると――約2週間が経ったころ。
彼から、突然「元気にしてる?」とLINEが届いたそうです。
Aさんは、すごく驚いていました。 「私、何もしてないのに…連絡がきたんです」って。
でも私は、すぐにこう返しました。
「Aさん、“何もしてない”なんてこと、ないですよ。 自分を大事にするって、 一番強くて、優しい行動なんです」
彼に何か働きかけたわけじゃなくても、 エネルギーはちゃんと届いてる。 波動が整ったとき、現実はちゃんと動き出すんです。
この出来事は、Aさんにとっての“愛される準備が整ったサイン”でもありました。
そして今、Aさんはとてもやわらかな笑顔で、 「前みたいに彼を追いかけようとは思わないんです」と話してくれます。
こんなふうに、 自分を取り戻したとき、恋愛もやさしく動き出すことは、 実は本当にたくさん起こっているんですよ🌷
占いは「当てる」だけじゃない。
未来は、“整える”ことで創り変えられる

「悪いカードが出たら、この恋は終わり…ですか?」
「いいカードが出たのに、彼から連絡が来ません…」
そんなふうに、タロットの結果に一喜一憂してしまうこと、ありますよね。
けれど、私はこう思うんです。
占いって、当たる・当たらないの“勝負”じゃないんです。
タロットカードは、ただ未来を予言する道具ではありません。 カードに映し出されるのは、 “今のあなたの波動”――つまり、心の状態そのものです。
だからこそ、 たとえ「今のままだとうまくいかない」という結果が出たとしても、 それは「ダメです」という意味ではなくて、
「ここから変えていけるよ」 「まだ余白があるよ」
という、やさしいサインなんです。
逆に、「このままいけばうまくいく」という明るいカードが出たときも、 もしあなたの心がざわざわと乱れていたら、 その未来から遠ざかってしまうことだって、あるんです。
未来って、“確定したシナリオ”じゃない。 あなたの波動が変われば、流れもいくらでも変わっていきます。
だから私は、鑑定の中で「当てること」よりも、 「あなたの中にある本音に気づいてもらうこと」 「どうすれば波動を整えられるかを一緒に考えること」 を大切にしています。
だって、占いは あなたが“どう生きていきたいか”を思い出すための、 やさしいヒントだから。
あなたの望む未来は、 今ここから、ちゃんと創り変えていける。
そのために、 占いという光を、そっと灯せたら。 そんな想いで、私はカードをめくっています🕊️
最後に…あなたには、現実を動かす力がある

もし今、 「どうして私ばかり苦しいの?」 「頑張ってるのに報われない…」 そんな気持ちを抱えて、このブログを読んでくれていたとしたら――
あなたの中には、 今の現実をやさしく動かす力が、ちゃんとあります。
占いは、未来を“当てる”ことはできるかもしれません。
けれど、未来を“育てて、変えていける”のは、 あなた自身の波動だけなんです。
あなたが自分を責めることをやめて、 ちいさな喜びや安心を、自分に与えてあげられるようになったとき―― その波動が、恋の現実をふんわりと動かし始めます。
「愛されていい存在なんだ」 「私は、もうがんばりすぎなくてもいい」
そう信じられるようになったとき、 不思議なほど、彼との関係も、 あなたの心をとりまく現実も、やさしく変わっていきます。
大丈夫ですよ。
今、どんなに辛くても、 涙が出る夜が続いていたとしても、 あなたが自分を整えようとするとき、 未来はきちんと応えてくれます。
だから、あきらめないでくださいね。 あなたには、その力があるから。
次回予告
次回は、 「彼の気持ちがわからないとき、どうすればいい?」 というテーマで、 “波動がブレる瞬間”と、その整え方についてお話していきます。
恋愛で一番つらいのは、 「好きなのに、伝わってる気がしない」 ――あの、ぽっかりと孤独を感じる瞬間ですよね。
でもね、 その揺れの中には、 現実を変えるチャンスが、ちゃんと隠れているんです。
ぜひ、次回も読みにきてくださいね🌸
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